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- 2020年度(令和2年度)
- 研究助成
- 都市環境工学
次世代自動車の共有システムの普及が持続可能な都市交通・環境政策に与える影響
- 研究者名
- 劉 庭秀
- 所属組織
- 東北大学 学院国際文化研究科 国際環境資源政策論講座 教授
- 助成金額
- 100万円
概要
次世代モビリティへの移行、例えば、電動自動車への移行が自動車静脈産業に与える影響を評価するためには、電気自動車が製造・共同使用(サービス)、廃棄リサイクルされるまでを対象に消費者ニーズや行動パターンを踏まえ、これまでにない包括的なシナリオを設定し資源枯渇を含む環境影響やライフサイクルコストを評価・分析する必要がある。そのために、今回は、そのシナリオ設定に向け、カーシャアリングが普及している東京、神奈川、大阪を対象としてユーザーアンケートを実施し、利用者の行動パターンと意識分析を行った。その結果、カーシェアリングの利用を指向するユーザーと利用する自動車の古さや中古部品利用に対しての受容性の高さに相関があることがわかった。また、3 年未満の新しい年式を指向との相関がみられた。また、これらのデータから、カーシェアリングへの意向を目的変数とした重回帰分析を実施し、モデル化をすることができた。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 研究課題(タイトル) 次世代自動車の共有システムの普及が持続可能な都市交通・環境政 策に与える影響...
- 2020年度(令和2年度)
- 研究助成
- 都市政策
- 都市経済
オンサイト・センシングによる監視と数値解析による検証・追跡を併用した豪雨時に発生する都市浸水に関する減災シナリオの構築
- 研究者名
- 田代 喬
- 所属組織
- 東海国立大学機構名古屋大学 減災連携研究センター 副センター長/特任教授
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究では,国内外の都市域が抱える浸水常襲地域に対する減災シナリオを構築するため,オンサイト・センシングと数値解析による検証・追跡を重ね,内水氾濫の影響要因について考察を行った.ミャンマー連邦共和国ヤンゴン市と愛知県津島市を対象に,過去の浸水状況に関する聞取り調査と統計情報を分析し,浸水が常襲的な地域を調査地として選定した.文献・資料から浸水実績や被災状況の変化について考察を行ったうえで,調査地における精細な地理情報,雨水排水系統を組み込んだモデルを構築した.オンサイト・センシングでは,雨水排除に供された開水路に水位計を設置して浸水状況を監視して浸水事象が発生した際の要因を分析した.また,汎用水理ソフトウェアを適用した数値解析では,過去の浸水状況に関する再現性を確認したうえで,降雨強度と水路閉塞が浸水状況に及ぼす影響に関する感度分析を行った.
以上の結果,浸水被害を低減させるには,雨水排水系統がその機能を十分に発揮できるよう,土砂や廃棄物の投棄・流入等を抑制し,関連施設の維持管理を効率・効果的に進めることの重要性が示唆された.
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 研究課題(タイトル) オンサイト・センシングによる監視と数値解析による検証・追跡を 併用した豪雨時に...
- 2020年度(令和2年度)
- 研究助成
- 都市環境工学
省エネルギー・高効率な解体工法開発のためのコンクリート破壊メカニズムの解明
- 研究者名
- 髙橋 駿人
- 所属組織
- 東京理科大学 理工学部土木工学科 助教
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究は,コンクリートに制御した応力を加えて,制御したひび割れを発生させて静的な解体に導く工法の開発を最終目標として,その起点として変形・破壊挙動を理解することを目的に実施した.実験では,鉄筋を模擬した鋼線の有無や砂セメントといった材料パラメータを設定したセメント硬化体を用意し,それらが制御した応力下で変形・破壊挙動に与える影響を検討した.観察は,大型放射光施設SPring-8内のビームラインBL28B2内で実施できる高分解能X線CT法で行い,応力載荷状態を再現するために測定治具を加工して観察を行った.結果から,砂セメントを混入したセメント硬化体の場合は,鋼線の有無に関わらず骨材を起点にひび割れが発生し,砂セメント比が低い場合はセメントペーストとの界面から発生するが,砂セメント比が高い場合は骨材から破壊することが示唆された.今後は,供用している構造物を想定し,環境作用を受けて変質した場合を検討する必要があると考えられる.
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- 2020年度(令和2年度)
- 研究助成
- 都市建築史
- 都市と文化
戦後日本の雑誌メディアにおける都市論の展開に関する史的研究
- 研究者名
- 宮下 貴裕
- 所属組織
- 武蔵野大学 工学部建築デザイン学科 助教
- 助成金額
- 84.8万円
概要
本研究は、学会誌、専門雑誌、総合雑誌という専門性の度合いやオーディエンスとする対象が異なる各メディアに注目して、そこで形成された言論文化と、都市・建築という空間領域を問わず「都市における空間デザイン」に関して構築された「思想」の連続的コンテクストを明らかにし、今後の空間デザインのあり方を模索するための知見を見出すことを目的としたものである。そして雑誌というプラットフォームに蓄積された空間デザインの「思想史」とこれまで注目されてきた「技術史」の接続を目指した。わが国における議論のコンテクストを把握する過程で、「みち」という空間と概念が常に議論の俎上に載せられてきたことが明らかになった。そこで収集した言説の中から特に「みち空間」に関する言説を抽出し、それぞれの時代における問題意識や「みち空間」に見出された価値に関する知見を把握した。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 研究課題(タイトル) 戦後日本の雑誌メディアにおける都市論の展開に関する史的研究 研究者名※ 宮下 貴...
- 2020年度(令和2年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
電子情報化によるニュータウンの評価及び課題の空間分布の解明
- 研究者名
- 西尾 洸毅
- 所属組織
- 八戸工業大学 工学部 土木建築工学科 助教
- 助成金額
- 119.2万円
概要
本研究では、都市コンパクト化の観点からニュータウン(以下、NT)が抱える課題の空間分布の解明を目指し、NT の開発範囲調査を行うとともに、市街地から離れた孤立型NT における課題をオープンデータやアンケート調査を利用した分析により明らかにすることを試みた。まず、東北以北におけるNT348 件の開発範囲調査の結果、範囲が把握できた331件のうち孤立型NTは89件で全体の27%となった。また、オープンデータを用いて各NT範囲内の平均傾斜角度、人口集中率、高齢化率を算出して比較した結果、いずれの値においても連担型よりも孤立型の方が高いことがわかった。さらに、自治体へのアンケート調査により、孤立型NTに対する住民等からの相談・意見・苦情については「交通機能」が42%、「商業機能」が26%と多く、「交通機能」についてはすでに取り組んでいる自治体が33%であった。一方で、住宅地マネジメントについて、「マネジメント組織はなく、自治体から働きかける予定もなし」が84%となり、マネジメントに対する意識が高い自治体は現状では少ないことが明らかとなった。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 研究課題(タイトル) 電子情報化によるニュータウンの評価及び課題の空間分布の解明 研究者名※ 西尾 洸...
- 2020年度(令和2年度)
- 研究助成
- 建築技術
マッシブ・ホルツ型木質パネルを床版とする鋼構造床構面の力学的挙動と設計法に関する研究
- 研究者名
- 中島 史郎
- 所属組織
- 国立大学法人宇都宮大学 地域デザイン科学部 建築都市デザイン学科 教授
- 助成金額
- 113.6万円
概要
木質積層パネルを床版とする床構面について、面内せん断試験と面外曲げ試験を行い、床構面としての力学的性状に関する知見を得た。また、床構面の面内せん断と面外曲げに対する特性値を求めるための算定法について検討し、検討した算定法の妥当性について算定結果と実験結果を比較し、確認した。床構面の面内せん断に係る荷重変位曲線は、木質積層パネルを構成する製材間接合部の挙動、木質積層パネル・鉄骨フレーム間接合部の挙動、木質積層パネルを構成する製材間の支圧挙動をモデル化することにより概ね推定することができるという知見を得た。また、製材間の支圧による影響は製材を釘接合により接合した場合のほうが、製材をビス接合により接合した場合よりも著しくなるという知見を得た。床構面の面外曲げによって生じるたわみ量は、木質積層パネルを構成する製材間接合部を、等価なせん断剛性を有する線材に置換した格子梁モデルにより概ね求めることができるという知見を得た。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 研究課題(タイトル) マッシブ・ホルツ型木質パネルを床版とする鋼構造床構面の力学的 挙動と設計法に...
- 2020年度(令和2年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
民有地・公有地一体型リノベーションまちづくり2.0 のアクションリサーチ
- 研究者名
- 松浦 健治郎
- 所属組織
- 千葉大学 大学院工学研究院建築学コース 准教授
- 助成金額
- 120万円
概要
建築や空き地等の民有地のリノベーション、道路・公園等の公有地のリノベーションを一体的に推進していくリノベーションまちづくり2.0を実現するマネジメントの仕組みやデザイン手法を明らかにするために、千葉県佐倉市城下町地区を対象として市民参加型社会実験を企画・実施し、その有効性を検証した。研究の結果、1)市民参加型ワークショップにより、多主体連携によるリノベーションまちづくりの実践が可能であることが立証され、2)コロナ禍の対応として、デザイン手法としてオンラインツールのMiro を試行したが、参加者によっては使いづらく、口頭でのコミュニケーションが有効だったこと、3)メインストリートを一方通行化する社会実験では沿道にテーブルや椅子を設置したが、沿道の店舗の協力が得られないとそれらの利用がされにくかったこと、4)新設された公園で子どもをテーマにしたイベントを開催した結果、その後もワークショップ参加者らによって、子ども向けのイベントが定期的に開催されるという効果を生み出したこと、が明らかとなった。
キーワード該当箇所
...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 研究課題(タイトル) 民有地・公有地一体型リノベーションまちづくり 2.0 のアクション リサーチ 研究者...
- 2020年度(令和2年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
都心繁華街の公共空間再編の効果検証とエリア内回遊・滞留性能の向上に関する研究 ~ 大阪ミナミ・難波駅周辺地区を対象として ~
- 研究者名
- 嘉名 光市
- 所属組織
- 大阪市立大学大学院 工学研究科 教授(大阪公立大学大学院工学研究科 教授)
- 助成金額
- 120万円
概要
本研究は大阪の都心繁華街であるミナミ・難波周辺地区を対象とし、御堂筋を中心とした公共空間再編のプロセスにおいて実施される社会実験と歩行者利便増進道路特例区域の通行・滞留の実態を調査した。並行して公共空間再編に伴い、周辺エリアの回遊・滞留に関する調査を行い、公共空間再編がエリア全体の回遊や滞留に与える影響を考察した。そして、当該研究を実施するうえで参考となる国内事例調査も行い、地元商店街など関係者へのインタビューを実施した。御堂筋の空間再編など公共空間再編により、人流・滞留の改善が明らかとなった。また、周辺エリアの滞留の向上も確認された。一方で、エリア全体の滞留・回遊の向上には繋がっていないことも把握できた。一連の研究プロセスでは大阪市、地元関係者などによる勉強会や研究会を継続的に開催しながら進め、関係者間の一連の取り組み関する理解を深めることができた。
キーワード該当箇所
...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 研究課題(タイトル) 都心繁華街の公共空間再編の効果検証とエリア内回遊・滞留性能の 向上に関する研...
- 2020年度(令和2年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
既存ストック利活用による拠点のデザインを通した地区まちづくりの方法に関する研究
- 研究者名
- 酒谷 粋将
- 所属組織
- 関東学院大学 建築・環境学部 建築・環境学科 専任講師(関東学院大学 建築・環境学部 建築・環境学科 准教授)
- 助成金額
- 120万円
概要
本研究は地域拠点という建築をつくるプロセスをまちづくり活動の一環として地域住民らと共有することが、その地域の人的ネットワークを拡げたり、地域での活動を活性化したりといった周辺のまちの変化にどのように影響するのかを研究代表者自らが関わる実践プロジェクトの中で検証することを狙いとしている。具体的には横浜市金沢区で空き家になっていた戸建て住宅を学生シェアハウス兼地域拠点としてリノベーションする「こずみのANNEX」プロジェクトにおける活動を題材に、デザインワークショップやものづくりのイベント等の地域拠点をつくることに関わる様々な活動が街にどのように影響を与えてきたのかを分析し、明らかにした。
キーワード該当箇所
...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 研究課題(タイトル) 既存ストック利活用による拠点のデザインを通した地区まちづくり の方法に関す...
- 2020年度(令和2年度)
- 研究助成
- 都市建築史
- 都市と文化
ツアー・パフォーマンス研究に資する統合型アーカイヴの構築
- 研究者名
- 高山 明
- 所属組織
- 東京藝術大学大学院 映像研究科メディア映像専攻 教授
- 助成金額
- 120万円
概要
本研究代表者・高山は観客(ツアーの参加者)が都市の中を移動しつつ、指定された訪問地で視覚的・聴覚的な仕掛けを体験として提供するツアー型のサイト・スペシフィックなインスタレーションを「ツアー・パフォーマンス」と総称し、ツアー・パフォーマンス作品を国内外の様々な都市で数多く発表してきた。本研究は、過去のプロジェクトで実践し収集したインタビューや朗読などの音声データ、位置情報、地図データを保存管理するアーカイヴを構築する。本研究では、そのツアー・パフォーマンスをポストドラマ演劇として位置づけ、作品の記録(映像や写真のデータ)はもとより、完成に至るまでに生産される膨大な談話(トークやディスカッション)やテクスト原文、さらには中間生成物(解説やキャプション)などの資源を網羅的に収集し、ツアー・パフォーマンスのアーカイヴを構築していく。さらにアーカイヴを用いてツアー・パフォーマンス制作のための国際的な共同制作プラットフォームの確立を図る。
キーワード該当箇所
...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2020 年度 研究課題(タイトル) ツアー・パフォーマンス研究に資する統合型アーカイヴの構築 研究者名※ 高山 明 所属...
掲載されている氏名・所属組織は申請当時のものです。