顕彰事業 大林賞第11回大林賞受賞者
(2020年)

オラファー・エリアソン氏美術家

オラファー・エリアソン氏

Photo: Brigitte Lacombe, 2016
© 2016 Olafur Eliasson

1967年生まれ。アイスランドとデンマークで育ち、1989年から95年までデンマーク王立美術アカデミーで学ぶ。95年にベルリンに移り、スタジオ・オラファー・エリアソンを設立。現在は、職人、建築家、アーキビスト、研究者、運営スタッフ、料理人、プログラマー、美術史家、技術者などが一堂に会する巨大なチームで構成されている。

彫刻、絵画、写真、映像、インスタレーションなど作品の形態は多岐に渡り、美術館やギャラリー内にとどまらず、建築プロジェクト、市民空間への介入、芸術教育、施策の提案、持続可能性や気候変動の問題など、より広い公共圏と関わりを持ちながら行われている。

2020年には東京都現代美術館にて、エリアソンの最新の個展「ときに川は橋となる」が開催されている。

現在コペンハーゲンとベルリンを拠点に活動中。

授賞理由

アートやデザインには世の中を変革する力があるとの信念のもと、世の人々に対して意識変革の体験をもたらすことによって、環境や貧困といった都市が抱える喫緊の課題解決に向けて、人々を実際の行動へと促してきたこれまでの制作活動や発言が高く評価されたことによるものです。

イベント

例年、受賞者をお招きして授賞式・受賞記念講演&シンポジウムを実施しておりましたが、今回は新型コロナウィルス感染状況を考慮して実施することができませんでした。
オラファー・エリアソン氏より謝辞をいただきましたので、これらのイベントに代えて配信することとしました。