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- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
地域拠点に資する簡易委託駅の管理運営に関する研究
- 研究者名
- 石原 凌河
- 所属組織
- 龍谷大学 政策学部 政策学科 准教授
- 助成金額
- 111万円
概要
本研究では、西日本にある簡易委託駅計28駅を事例として、簡易委託契約の詳細と簡易委託駅の管理運営の特徴について明らかにした。その結果、以下の知見を得ることができた。
・簡易委託駅では多様な外部団体が鉄道駅の業務を担っていることが明らかとなった。
・簡易委託駅の多くは、個人商店や事務所など鉄道とは異なる機能が駅舎内に併設されていることが明らかとなった。
・切符の販売業務を委託している外部団体を業種から分類し、その分類ごとに簡易委託駅の管理
・委託の詳細と特徴を明らかにすることができた。
・簡易委託駅の土地・建物は基礎自治体が所有したり、基礎自治体が駅舎の管理や切符の販売業務を外部団体への委託を働きかけたりするなど鉄道駅の簡易委託化に関しては基礎自治体の関わりが大きいことが示唆された。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 地域拠点に資する簡易委託駅の管理運営に関する研究 研究者名※ 石原 凌河 所属組織※...
- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市環境工学
「美しい都市河川を守る」 ~河川環境保全のための病原性・薬剤耐性遺伝子モニタリングに有用な有機物フィンガープリントの探索~
- 研究者名
- 中屋 佑紀
- 所属組織
- 北海道大学大学院 工学研究院 環境工学部門 助教
- 助成金額
- 150万円
概要
北海道を流れる十勝川において薬剤耐性遺伝子の流域レベルでのモニタリングを行い,3次元蛍光分光法・1H-NMR(プロトン核磁気共鳴)分光法・質量分析により測定した溶存有機物の消長と比較した.都市部では下水処理水に由来すると考えられる腐植物質様溶存有機成分や抗菌薬,薬剤耐性遺伝子の負荷が考えられた.また,酪農の盛んな地域を流れてきた支流が合流することで,動物用抗菌薬の負荷が増大する可能性が考えられた.また,一部の採水日では薬剤耐性遺伝子や抗菌薬が検出限界以下となった.採水日によって負荷源やその性質が異なることが示唆された.薬剤耐性遺伝子のモニタリングに有用な有機物フィンガープリントを見出すために,今後は想定される負荷源を絞り込んだうえで,より採水日を増やして解析する必要がある.
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 「美しい都市河川を守る」~河川環境保全のための病原性・薬剤耐 性遺伝子モニタリング...
- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市環境工学
建物の省エネルギー化を中心とした脱炭素都市に向けた住環境教育に関する研究
- 研究者名
- 田中 稲子
- 所属組織
- 横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院 准教授
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究は、経済成長著しい蒸暑地域において、建物の省エネルギー対策に対する意義や効果を理解し、生活実践に繋げられるような住環境教育の可能性について、ベトナム・ダナン市の小中学校を対象として実践的に明らかにするものである。本研究助成期間においては現地教育局と協議の上、モデル小学校2校を対象として模型を用いた建物の「日射遮蔽」をテーマとする住環境学習プログラムを検討し、オンラインと対面補助によるハイブリッド式と対面式で2の授業を試行した。1回目の児童と見学教員らのアンケート結果を踏まえて学年や実験内容を見直したことにより、2回目の試行では対象児童の学習進度に適した内容や難易度のプログラムとなり、高い満足度を得られた。その後、対象地区全12校の各教員自らが授業を実施することができた。各校・各クラスで時間や内容に差が生じる等の課題はみられたが、副教材を用いて現地教員によって持続可能な省エネ教育を実施できる可能性が確認された。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 建物の省エネルギー化を中心とした脱炭素都市に向けた住環境教育 に関する研究...
- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市交通システム
- エネルギー計画
リアルタイムの情報提供による観光地でのパーク&ライド利用転換に関する実証研究
- 研究者名
- 楽 奕平
- 所属組織
- 芝浦工業大学 土木工学科 准教授
- 助成金額
- 150万円
概要
観光施設が集中する鎌倉市では歴史的観点から道路整備が困難なため道路要領が不足し,休日を中心に著しい交通渋滞が発生している.このような状況下で,鎌倉市は渋滞緩和が期待されるパーク&ライド(P&R)の施策に注目している.本研究では,P&R利用者・非利用者の観光周遊行動に着目し,スマホアプリから取得したGPS移動軌跡やアンケート調査のデータを用いて,鎌倉観光客の一日の観光周遊行動を離散・連続モデルで表現することで,P&Rの利用者・非利用者の観光周遊行動の特性を分析する.構築したモデルの感度分析から,P&R利用者は非利用に比べて回遊継続の傾向があることが分かった.P&Rは交通政策の面から交通渋滞緩和効果を評価することが多いが,本研究は観光需要への影響を定量的に評価することで,P&Rの利用促進について地域で合意形成のエビデンスとなることが期待される.
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) リアルタイムの情報提供による観光地でのパーク&ライド利用転換 に関する実証研...
- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
特定都市再生緊急整備地域の駅建物およびその周辺環境の複合形式からみた東京の景観的な連続性と推移実態
- 研究者名
- 稻用 隆一
- 所属組織
- 茨城大学大学院 理工学研究科 都市システム工学専攻 助教
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究は,現在,戦後日本においても特筆すべき変貌期にある東京のうち,2012年に特定都市再生緊急整備地域にある駅建物およびその周辺を資料対象として,建物立面と視点となる場所により規定される状景の複合形式について検討することから,漸次的な更新がなされ複雑な様相を呈する都市空間の共時的・通時的な特徴を捉え,輻輳化・複合化の進行による東京の景観的な特性及び建物内外の連続性の形成メカニズムの一端を解明することを目的とする。
その結果、特定都市再生緊急整備地域において状景の複雑化が見られること,現在も進行中である再開発エリアにおいて駅建物の大型化による建物立面の単純化や駅建物群と周辺の既存の建物群とが対比する状景の新しい類型の形成が伺えること,建物立面の重層が多い駅前広場が多く憩いの場として新しく整備された駅前広場が視点場となり建物立面や広告により形成される都市空間の重層性が顕在化している傾向があることという2022年時点の遷移実態を確認できた。
キーワード該当箇所
...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 特定都市再生緊急整備地域の駅建物およびその周辺環境の複合形式 からみた東京...
- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
避難困難地区における水害避難シェルター整備に関する研究
- 研究者名
- 寺口 敬秀
- 所属組織
- 日本大学 理工学部 海洋建築工学科 助教
- 助成金額
- 110万円
概要
水害発生時の避難方法としては、垂直避難が有効であるが、高齢者や障害者、子供などがいる場合は、迅速に高台あるいは建物の高層階に避難することは難しい。そこで提案されるのが、水害避難シェルターである。水害避難シェルターは、通常の避難施設を整備するよりも安価に設けることができ、大規模な建築物を整備できない場所であっても空いている空間を活かして設置することができる。本研究は、近年増加する想定外の水害・津波対策として水害避難シェルターを活用していくことを目的に、明確なデータがない設置状況の把握や、製造業者・設置者に対するヒアリング調査を通じて、水害避難シェルター設置に適する場所の特性や、今後の普及に向けた課題を明らかにするものである。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 避難困難地区における水害避難シェルター整備に関する研究 研究者名※ 寺口 敬秀 所...
- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市建築史
- 都市と文化
建築家高橋公子の住宅設計手法:その工業化志向と実践
- 研究者名
- 野澤 俊太郎
- 所属組織
- 東京大学大学院 総合文化研究科 附属国際日本研究教育機構 特任助教(東京大学大学院総合文化研究科 附属東アジアリベラルアーツイニシアティブ 特任准教授)
- 助成金額
- 150万円
概要
1950年代後半から1970年代前半にかけて、日本では建材や設備等の急速な工業化が進んだ。本研究は、そのような建築部品化に対する建築家の応答にアプローチすべく、住宅設計において構法とデザインの一致を追求した工業化志向の建築家高橋公子(1932−1997)の仕事に目を向けるものである。とりわけ、高橋の主宰する建築ユニット設計事務所が1960年代後半から1970年代にかけて進めた建材・住宅メーカーとの共同による設計開発等に着目し、それらの様相を詳らかにするための各種調査を実施した。資料調査およびインタビュー調査等を通じて、これまでほとんど触れられることのなかった高橋自身による論考の数々、図面集、共同研究・共同開発に係る資料等を収集した。それらの資料一式およびインタビュー記録は、建材・住宅メーカーとの共同研究・共同開発の背後に横たわる高橋の建築部品化に対する戦略的態度、並びに住宅設計を巡るロジック等を明らかにし得るものである。
キーワード該当箇所
...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 建築家高橋公子の住宅設計手法:その工業化志向と実践 研究者名※ 野澤 俊太郎 所属組...
- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市環境工学
都市街区の流体解析の導入によるES とCFD の連成解析の高度化
- 研究者名
- 山本 竜大
- 所属組織
- 久留米工業大学 建築・設備工学科 助教
- 助成金額
- 150万円
概要
都市街区のComuputational Fluid Dynamics(CFD)の知見は建築分野を中心として集積されている。しかし、Energy Simulation(ES)との連成解析の知見はES側の建物を一つの質点系として表現した検討がなされており、ESとCFDの連成解析に与える影響度の検討は行われていないのが実情である。都市街区の影響を考慮すれば室内の熱環境は大きく変動するのは想像するに容易い。2019年度に大林財団に採択された山本の報告(以下大林_2019)では、夏期の街区の影響を考慮した室内側の熱環境に与える影響に関して報告している。
しかし、これらの検討は段階的な展開を想定しており、屋外側の対流熱伝達率に関しては慣用値を与えて計算を行っている。そこで本研究では、都市街区の流体解析による微気候を計算する事により、ES側の屋外側対流熱伝達率の影響を精緻に検討する。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 都市街区の流体解析の導入による ES と CFD の連成解析の高度化 研究者名※ 山本 竜大 所...
- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
シークエンシャルな視覚的変化のAI 活用型定量分析手法の提案 -VR 呈示を用いた森林空間の空間的特徴及び生理的効果の検証-
- 研究者名
- 副田 和哉
- 所属組織
- 第一工科大学 工学部建築デザイン学科 助教
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究では、森林空間の体験における視覚情報の変化とその脳活動を定量的に解析する新しい手法を提案した。具体的には、AIを活用して画像データから木漏れ日の視覚情報を抽出し、その経時変化を捉えるとともに、その効果検証としてVRヘッドマウントディスプレイを用いて被験者に画像データ群を呈示し、その脳波を計測した。特に、α波とβ波の出現率の変化をフーリエ変換およびウェーブレット変換を用いて分析し、視覚情報の変化が体験者に与える影響を定量的かつ具体的に把握する。そして本研究の対象空間として実際の森林空間で撮影調査を行い、複数の森林空間を比較分析することで、本手法の汎用性を示すモデル的研究とする。これらの結果は、森林空間の評価における新たな指標を提供し、森林空間の社会的需要に応える一助となることを期待する。
キーワード該当箇所
...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) シークエンシャルな視覚的変化の AI 活用型定量分析手法の提案 -VR 呈示を用いた森...
- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
デバイスロケーションデータを用いた経路探索による中心市街地での回遊要因分析
- 研究者名
- 鈴木 雄
- 所属組織
- 公益財団法人豊田都市交通研究所 研究部 主任研究員(東京理科大学 助教)
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究では,個別の行動が把握可能な携帯電話の位置情報を用いて,地方都市中心市街地での回遊要因の分析を行った.5~15分程度の間隔で取得される個別の位置情報と,建物配置からなる街区特性との関係について示している.人口減少,外出率の低下,新型コロナウィルスによる新しい生活様式の定着など,地方都市中心市街地の来訪者は減少を続けることが予測される.中心市街地来訪者の回遊面積や回遊時間延伸の要因を把握することの意義は大きい.
本研究では千葉県柏市の中心市街地を例に,回遊面積・滞在時間を評価指標としてその要因分析を行った.中心市街地内の各建物数から街区のクラスター分析を行い,利用クラスターによる回遊面積・滞在時間の生存時間への分析を行った.その結果,同一街区クラスター利用者よりも,複数の種類の街区クラスターを利用している人の方が,回遊面積・滞在時間に正の影響を与えることなどを示している.
キーワード該当箇所
...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) デバイスロケーションデータを用いた経路探索による中心市街地で の回遊要因分...
掲載されている氏名・所属組織は申請当時のものです。