
顕彰事業 大林賞大林賞受賞記念シンポジウム開催概要
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第7回大林賞受賞記念
シンポジウム
Making Space
自由の女神のように、姿を想像するとニューヨークの街並みや歴史が思い浮かぶ、地域と密接に繋がった彫像がある。第7回大林賞受賞者、アントニー・ゴームリー氏のエンジェル・オブ・ザ・ノースは、石炭産業の衰退で一度活力を失ったものの、後に地域再生を果たした英国のニューキャッスル/ゲーツヘッドにおいて、芸術家の仕事が地域や都市を変える強い力を持つことを示した。
未来の社会で人間が生き延びる場所として、アントニー・ゴームリー氏は、機能的な都市に可能性を見出している。ただ人間の生活には都市の機能だけでなく、人間的な要素が重要で、アートのような創造的な行為が人間の意味や存在を考える機会を私たちに与え、結果的に、社会を再構築する力になると考えている。
本講演はアントニー・ゴームリー氏が用いるキーワードの一つ、"Space"を主題に展開されるが、アントニー・ゴームリー氏の思想と作品に触れることは、都市研究者のみならず一般の人々にとり、人間と社会、ひいては都市を考える格好の機会である。
開催概要
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- 開催日時
- 2012年11月2日(金)15:00~17:30(開場14:30)
本シンポジウムは、第7回大林賞授賞式に引き続き行われます。
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- 会場
- 株式会社大林組本社3階講堂
〒108-8502 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟
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- 主催
- 公益財団法人大林財団
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- 協賛
- 株式会社大林組
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- 企画協力
- 株式会社NHKプロモ-ション
神奈川県立近代美術館
ブリテッシュ・カウンシル
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- 定員
- 200名
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- 入場料
- 無料
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- 申し込み方法
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申し込みは終了しました
記入事項:氏名、ふりがな、所属、緊急連絡先電話番号、メールアドレス
- ※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
- ※抽選の結果は10月25日(木)までにメールにてお知らせ致します。
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- 申し込み締め切り
- 2012年10月15日(月)
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- 詳細お問い合わせ
- 公益財団法人大林財団
〒104-0045
東京都中央区築地1-12-22 コンワビル5階
TEL:03-3546-758103-3546-7581
FAX:03-3546-7582
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第7回 (2012年) 大林賞受賞者
アントニ-・ゴ-ムリ- (Antony GORMLEY)彫刻家

©Lars Gundersen
1950年ロンドン生まれ
アントニー・ゴームリーは、40年近くにわたり、主に人体と空間の関係を考える彫刻作品を制作してきました。「アナザープレース」、「ドメインフィールド」、「インサイドオーストラリア」のような大規模なインスタレーションでは明確に関係がわかる形で、「クリアリング」、「ブリージングルーム」、「ブラインドライト」においては、作品そのものは枠にすぎず、作品を見る側がその枠を通して、作品の一部として見られる側になるという暗示的な方法で関係が示されています。ゴームリーの作品は、彼自身の存在を実験台にして、主観的な経験の場を集団の表現の場に変えています。
1994年にターナー賞、1999年にサウス・バンク賞(ビジュアル・アート部門)、2007年にバーンハード・ヘイリガー賞(彫刻部門)を受賞し、1997年には大英帝国勲章(OBE)を授与されました。王立英国建築家協会の名誉フェロー、ケンブリッジ大学名誉博士、同大学のトリニティ・カレッジおよびジーザス・カレッジのフェローであり、2003年からは王立芸術院の会員、2007年からは大英博物館の理事を務めています。