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- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 建築技術
濱田稔が遺した戦時中防空関連アーカイブス
- 研究者名
- 友寄 篤
- 所属組織
- 東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 助教
- 助成金額
- 110万円
概要
1927 年に東京帝国大学助教授となり建築材料研究室を引き継いだ濱田稔が遺した戦時中防空関連資料のうち、35mmフィルム20本のタイトルを明らかにし、国内に現存していないと思われる映画の一部をデジタル化した。陸軍監修と表記されるその映画の内容は日本建築学会における「都市防空に関する調査委員会」の活動内容に関係が深いことを示すものであった。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 濱田稔が遺した戦時中防空関連アーカイブス 研究者名※ 友寄 篤 所属組織※ 東京大学大...
- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
災害時の救援物資支援における地域内・地域間連携に向けたサプライチェーンネットワークの分散制御システムの構築
- 研究者名
- 河瀬 理貴
- 所属組織
- 東北大学大学院 情報科学研究科 人間社会情報科学専攻 学振特別研究員(東京工業大学 環境・社会理工学院 助教)
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究では,災害時の不完全な情報環境下での意思決定に対して適用可能な分散制御システムを構築することを目的とする.第一に,複数の配給拠点と物流拠点で構成されるサプライチェインでの分散型在庫制御システムを構築した.具体的に,配給拠点ごとの最適制御を求める主問題と配給拠点間の調整を記述する双対問題の繰り返し計算により,対象とするサプライチェインの最適制御を得られる.第二に,被災者と人道支援組織の分散的な意思決定による効率低下を定量化し,その効率低下を抑制する事前戦略を提案した.まず,対象とするシステムのベンチマークとして,配給拠点への被災者の最適誘導および救援物資の最適供給を求める制御問題を定式化した.次に,問題の線形性を活用することで,最適性条件を一般化線形相補性問題として再定式化し,定量的解析のための効率的でロバストな計算アルゴリズムを適用した.その結果,避難所に近い配給拠点に多くの配給人員を割当てることで効率性が改善する傾向を確認した.
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- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市政策
- 都市経済
都市における創造産業をめぐるジェントリフィケーションへの対応についての研究――創造地区のガバナンスを中心に
- 研究者名
- 渡部 薫
- 所属組織
- 熊本大学大学院 人文社会科学研究部 教授
- 助成金額
- 135万円
概要
本研究は、都市再生の推進において重要な要素である創造産業を保護するためにジェントリフィケーションに対してどう対応するかを問うものであり、そのために英国での対応方法を対象に、創造地区を中心に調査、分析を行った。成功している対応方法は、場所に立脚した支援方法と言われる環境整備とアフォーダブルな事業/作業空間の提供支援を中心とするものである。行政は、そのような取組みのために、例えば、Creative Enterprise Zonesのような地区的な制度的枠組みを設定し、具体的な取組みのメインアクターとなる民間団体を主に施設の提供、アセット・トランスファー等の方法で支援する。メインアクターは多くの場合社会的企業が担うことになるが、自治体等から低廉に取得した不動産をベースに創造産業事業者に事業/作業空間や必要な施設を提供する。彼らは、営利的側面において保有する不動産をベースに開発を行い、獲得した開発利益をアフォーダブルな事業/作業空間の提供を中心とするアーティストや創造産業事業者への支援活動に再投資する。
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- 2021年度(令和3年度)
- 研究助成
- 都市建築史
- 都市と文化
ツアー・パフォーマンス制作に資する都市ツーリズムとドラマトゥルギーの研究
- 研究者名
- 高山 明
- 所属組織
- 東京藝術大学大学院 映像研究科メディア映像専攻 教授
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究代表者・高山は観客(ツアーの参加者)が都市の中を移動しつつ、指定された訪問地で視覚的・聴覚的な仕掛けを体験として提供するツアー型のサイト・スペシフィックなインスタレーションを「ツアー・パフォーマンス」と総称し、ツアー・パフォーマンス作品を国内外の様々な都市で数多く発表してきた。本研究は、ツアー・パフォーマンスを成立させる要素を①都市ツーリズム、②ドラマトゥルギーと設定し、既存の観光ツアー/修学旅行とこれまでのツアー・パフォーマンス(作品)を素材にしながら、都市と演劇の関係を考えるうえで不可欠な、都市ツーリズムとドラマトゥルギーの具体的な機能を探求しようとするものである。翻って、本研究は、二つの要素がどのようにツアー・パフォーマンスを成立させているかの分析へと通じるため、都市ツーリズムとドラトゥルギーそのものについての研究であると同時に、ツアー・パフォーマンスの制作方法についての研究でもある。
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- 2021年度(令和3年度)
- 奨励研究
- その他
超高層建築物における中間避難階と避難用エレベーターを使用した全館避難方法に関する研究
- 研究者名
- PARK SEONGKYUNG
- 所属組織
- 東京理科大学大学院 理工学研究科 国際火災科学専攻 水野研究室
- 助成金額
- 80万円
概要
研究目的は,超高層建築物の避難特性を考慮して,中間避難階や避難用エレベーターを使用した全館避難の安全性および効率性を高めることである。ここに,超高層建築物の避難特性とは,対象建物の各階の在館者数に加えて,階段の避難者の流動容量および中間避難階と避難階との間を運行する避難用エレベーターによる輸送容量,そして階段室の避難者の収容容量および中間避難階の避難者の収容容量を表す。
日本では中間避難階や避難用エレベーターを取り入れた超高層建築物は一般的ではなく,中間避難階や避難用エレベーターを活用した効果的な避難手法に関する研究は行われていない。今後,日本でも避難を階段のみの避難手段に頼った最低基準である建築基準法を満足する建築計画から脱却し,適切なハード対策と共に避難計画というソフト対策を整備するためにも,中間避難階の避難者の収容容量や避難用エレベーターの避難者の輸送容量を評価する必要である。
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...公益財団法人大林財団 奨励研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 奨励研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 超高層建築物における中間避難階と避難用エレベーターを使用した 全館...
- 2021年度(令和3年度)
- 奨励研究
- その他
富山市のコンパクトシティ政策に関する研究 -スプロール化抑制が地域経済へもたらす影響を通じて-
- 研究者名
- 藤岡 裕大
- 所属組織
- 関西大学大学院 経済学研究科 経済学専攻 榊原雄一郎研究室
- 助成金額
- 80万円
概要
富山県富山市では、近年の人口減少・超少子高齢化、及び過疎化等を背景に、スプロール化の問題が顕著であった。そこで2002年から富山市は独自のコンパクトシティ政策を打ち出し、現在まで同政策を遂行している。本研究では、富山市のコンパクトシティ政策をスプロール化(無秩序な開発)の側面から分析し、「富山市土地区画整理事業に関する研究」及び「富山市財政に関する研究」の観点から、その政策評価を行った。「富山市土地区画整理事業に関する研究」においては、これまでの土地区画整理事業の推移を分析していくことで、主に1973年頃~2000年頃にかけて、新市街地整備、つまり郊外開発が活発的に行われ、スプロール化が進展していったことが明らかとなった。また、そういった社会資本投資を財政データからみた「富山市財政に関する研究」においては、2000年以降、固定資産税及び都市計画税といった、社会資本投資が反映されやすい項目が高水準を維持していることが分かった。また、事業所税が比較的増加傾向にあることから、コンパクトシティ政策と富山市の中枢管理機能の高さの関連性を考えることができる。今後は、これら研究結果を、地域経済の観点からまとめていく必要がある。
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...公益財団法人大林財団 奨励研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 奨励研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 富山市のコンパクトシティ政策に関する研究-スプロール化抑制が 地域経...
- 2021年度(令和3年度)
- 奨励研究
- その他
コロナ禍による住居内でのエネルギー消費の行動変容に関する定量分析
- 研究者名
- Nazarahari Amin
- 所属組織
- 東京工業大学大学院 エネルギーコース 時松研究室
- 助成金額
- 80万円
概要
本研究ではCOVID-19 パンデミックが日本の一般家庭のエネルギー消費と家計への負担に与える影響を調査した。東京都心と別府市でアンケートとインタビューの調査を実施し、479 世帯からエネルギー消費行動や収入、人口統計などのデータ収集を行った。都心より相対的に別府市において、低収入世帯や暖房が必要な大きな家屋に居住する世帯が、エネルギー貧困に陥っていることが判明した。本研究により、一般家庭における省エネルギーにつながる効果的な行動を詳細に把握することが出来、政府による政策的措置の必要性が示唆された。
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- 2021年度(令和3年度)
- 奨励研究
- その他
東京オフィス市場におけるダイナミクスの実態 ―国際的に見た借地借家法の特異性に着目して―
- 研究者名
- 松尾 和史
- 所属組織
- 筑波大学大学院 理工情報生命学術院システム 情報工学研究群 不動産・空間計量研究室
- 助成金額
- 80万円
概要
本研究の目的は,東京オフィス市場のダイナミクスの実態を,日本特有の契約方式に着目し,諸外国との結果の比較を通じて明らかにすることである.はじめに,国内外の賃貸オフィスビルの契約方式について整理するとともに,既存研究の分析手法を東京オフィス市場に適用し,結果の比較を行った.また,市場を規模ごとに分割し,規模ごとの結果を比較することで,契約形態と市場ダイナミクスの関係の解明を試みた.
分析の結果,日本特有の中途解約がしやすい普通借家契約はテナントの流動性を高め,市場調整の速さ,すなわち,市場の効率性に寄与していることが示唆された.但し,東京オフィス市場は欧米の主要都市に比べ,市場の調整速度が遅く,情報の非対称性の面で,市場の効率性を大きく損ねていることが考えられる.これらの結果は,東京オフィス市場の特殊性を如実に表しており,東京オフィス市場を理解する一助となることが考えられる.
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...公益財団法人大林財団 奨励研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 奨励研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 東京オフィス市場におけるダイナミクスの実態―国際的に見た借地 借家法...
- 2021年度(令和3年度)
- 奨励研究
- その他
日本における公園墓地の成立経緯とドイツ公園墓地からの影響
- 研究者名
- 宮本 美咲輝
- 所属組織
- 神戸大学大学院 工学研究科 建築学専攻 近代建築史研究室(西日本旅客鉄道株式会社)
- 助成金額
- 80万円
概要
本研究では、大正時代に、造園家井下清によって日本で初めて造成された墓地形態である公園墓地を対象とする。日本におけるドイツの公園墓地への関心の端緒が1900年のパリ万博に出展されたオールスドルフ墓地であることを示した。その上で、井下が参照した資料について検討を加え、井下が設計を行った多磨墓地、八柱霊園と、ドイツの公園墓地を始めとする欧米の公園墓地との比較考察を行った。井下はドイツの公園墓地のうち、特にミュンヘンの墓地を骨子とし、その他独自に集めた欧米墓地の資料を参考に、日本従来の習慣との折衷によって様々な要素を組み合わせて公園墓地の設計を行ったことが明らかになった。さらに、公園墓地が成立する前史としての、電鉄による郊外墓地開発や多磨墓地や八柱霊園の造成と都市計画や地域住民との関係について検討を加えることで、公園墓地が日本において成立し、都市計画による墓地の標準形式にいたる一連の動向を示した。
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...公益財団法人大林財団 奨励研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 奨励研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 日本における公園墓地の成立経緯とドイツ公園墓地からの影響 研究者名※...
- 2021年度(令和3年度)
- 奨励研究
- その他
点群深層学習を用いた斜面・法面における異常検知技術の開発
- 研究者名
- 石川 大智
- 所属組織
- 大阪大学大学院 工学研究科 地球総合工学専攻 社会基盤マネジメント学領域 貝戸研究室(東京大学大学院 工学系研究科 社会基盤学専攻)
- 助成金額
- 80万円
概要
斜面・法面のような自然公物の場合,劣化に介在する不確実性の影響が大きく,専門技術者であっても異常を早期に検知することが難しい.このような状況下においては,斜面・法面に生じた変化を空間的に高密度な点群データを用いて異常検知する方法が有効である.社会基盤工学分野においては,MMS に代表される点群データ計測のためのレーザー計測技術が発展している.しかし,点群データは地物ごとの変状や時系列変化を容易に把握できないために,未だ実務における意思決定に十分に活用されていない.本研究では,点群データを入力とする点群深層学習に基づいた斜面・法面の局所的な異常検知手法を提案する.また,実際の法面を対象として,変形やはらみ出し等の局所的異常を有する法枠の異常検知を試みる.さらに,斜面・法面に生じうる異常をスケール別に分類し,各スケールに応じた異常検知技術を提案することを試みる.
キーワード該当箇所
...公益財団法人大林財団 奨励研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 公益財団法人大林財団 奨励研究助成実施報告書 助成実施年度 2021 年度 研究課題(タイトル) 点群深層学習を用いた斜面・法面における異常検知技術の開発 研究者名※ 石...
掲載されている氏名・所属組織は申請当時のものです。