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- 2022年度(令和4年度)
- 研究助成
- 都市環境工学
大規模計算機資源に立脚した都市領域での自然環境体験プログラム構築
- 研究者名
- 中島 徹
- 所属組織
- 東京大学 大学院農学生命科学研究科 助教
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究は、森林での野外活動の価値のひとつとして、教育の場として効果的であることを、子どもと保護者の両方の観点から、明らかにした。保護者には、子どもの野外体験における様子や、教育の効果などとして、期待されること等を、記述式で質問する事後のみのアンケートを実施した。選択式のアンケートについては、回答ごとに集計し、自然体験前後での因子分析・差の検定などを行った。記述式のアンケートについては、定性的な仮説立案についての分類を行った。結果として、子どもたちは、本研究対象において、自然に対する情緒・知識のいずれに関しても、好意的に寄った傾向を示した。また、自然体験の前後で、対人的な影響については、変化のあることがわかった。一方で、自然体験の効果として、対人関係への好影響に対し、認識している保護者は皆無であった。自然体験の子どもに対する好影響の解明と、保護者によるこれらの好影響に対する認知度の向上を促すことが望ましいと結論された。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 研究課題(タイトル) 大規模計算機資源に立脚した都市領域での自然環境体験プログラ ム構築 研究者名※...
- 2022年度(令和4年度)
- 研究助成
- 都市交通システム
- エネルギー計画
都市のエネルギーバランスを保つための電気自動車充電所の最適立地モデルの開発
- 研究者名
- 洪 銅基
- 所属組織
- 九州大学 人間環境学研究院 都市・建築学部門 特任助教
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究は、都市の余剰エネルギー活用と電気自動車普及拡充のため、都市の余剰エネルギー算出モデル(V2B)と時系列の充電スケジュールと都市計画を組み合わせた最適な充電所の立地分析モデルを構築することを目的とする。そのため、福岡市を対象に電気自動車充電所と充電器の普及状況の変化を分析した。電気自動車充電所の数は増加傾向であり、充電器のタイプでは急速充電器が増加し、特に中央区や博多区などの都心部に多く供給された。建物用途別に見ると、自動車ディーラーやショッピングモールが最も多い。また、余剰エネルギーの算出と可視化を行い、余剰エネルギーが発生地域を示した。さらに、電気自動車充電所の利用実態に関する調査では、充電設備の老朽化が進んでおり、充電インフラの整備が必要であることが示された。補助金制度の利用率は56.5%であり、充電設備の維持や補修に対する支援が求められている。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 研究課題(タイトル) 都市のエネルギーバランスを保つための電気自動車充電所の最適 立地モデルの開...
- 2022年度(令和4年度)
- 研究助成
- 建築技術
電波親和型壁構造に関する研究
- 研究者名
- 李 尚曄
- 所属組織
- 東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所 助教
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究は、東京工業大学未来社会DESIGN機構が支援するDLab Challenge2021に採択された「通信と建築の発展速度ギャップを融合した未来の暮らし」で得られた知見から拡張されたものである。本研究の主な目的は、将来の建築設計において必要不可欠となる建物内の通信特性を予測できる材料単体および組み合わせモデルを構築することである。この研究ロードマップの一環として、具体的に電波親和型壁構造を建設し、その性能を実験によって検証することを目指している。電波親和型とは、電波の透過性や反射性を最適化し、建物内部での通信効率を最大化するための壁構造を指す。この壁構造により、建物内での通信品質の向上が期待されている。基礎研究であることから、通信の透過特性を改善するための目標周波数帯は、一般の人にも電波の透過性能がわかる2.4GHzと5GHz帯(Wi-Fi)であり、さらに5G通信を想定し、3.5GHz帯についても測定を行う。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 研究課題(タイトル) 電波親和型壁構造に関する研究 研究者名※ 李 尚曄 所属組織※ 東京工業大学 科学技術創...
- 2022年度(令和4年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
東京臨海部「潮入りの庭」の分布・構造・都市機能に関する研究
- 研究者名
- 竹内 智子
- 所属組織
- 千葉大学大学院 園芸学研究院 准教授
- 助成金額
- 123万円
概要
東京は、かつて庭園を有する大名屋敷が数多く存在し、それが現在の東京の緑地空間の骨格となっている。江戸時代から東京湾の埋め立てによる都市拡大の過程で沿岸部につくられた庭園は、水路や海に接し、舟運交通の結節点、物流基地などの機能も備え、生産拠点としての農地を備えるものもあった。潮位変動を活かした「潮入りの庭」について、個別庭園の研究はあるものの、その具体的な構造、都市との海や水路を介した関係についてなど、都市計画的視点からのその意義を明らかにした研究はほとんどない。本研究では、①深川海荘(東京都江東区)、②養翠園(和歌山県和歌山市)③旧芝離宮恩賜庭園(東京都港区)を主な対象として、江戸時代の潮入りの庭園の都市機能とその構造の一端を、史資料や絵図、現地調査、管理者や自治体の文化財担当者へのヒアリングにより明らかにした。それを元に、現在、都市化により潮入り機能が失われている旧芝離宮恩賜庭園の潮入りの仕組みについて、3Dモデルによる復元を試みた。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 研究課題(タイトル) 東京臨海部「潮入りの庭」の分布・構造・都市機能に関する研究 研究者名※ 竹内 智子 所属組...
- 2022年度(令和4年度)
- 研究助成
- 都市環境工学
変形追随性を有するソイルベントナイト鉛直遮水壁の動的挙動および遮水性能に関する基礎的研究
- 研究者名
- 渡邉 康司
- 所属組織
- 愛知工業大学 工学部土木工学科 准教授
- 助成金額
- 150万円
概要
近年,工場や廃棄物処分場における汚染土壌や汚染水の封じ込め,調整池や河川堤防などにおける漏水対策の需要が高まっている.汚染土壌の封じ込めや地下水の遮水に対する対策は,従来,ソイルセメント系の地中連続壁,鋼矢板および鋼管矢板などが用いられてきた.しかしながら,ソイルセメント系の地中連続壁を適用した場合,地震時等に大変形が生じた際に壁体にクラック等の損傷が発生し,遮水性能の低下が懸念される.また,鋼矢板や鋼管矢板は,壁体の損傷は生じにくいものの,遮水が大規模になることで大幅なコストアップに繋がることが課題とされてきた.そこで,地震時において変形追随性能(耐震性)を有するとともに,10-10~10-8 (m/sec)程度の透水係数となり遮水壁として十分な性能を有しているソイルベントナイト鉛直遮水壁に関する基礎的研究を進めてきた.本研究では,ソイルベントナイト鉛直遮水壁の地震時挙動に関して未解明な点が多いため,地震時における耐震性能と遮水性能の解明を行った.
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 研究課題(タイトル) 変形追随性を有するソイルベントナイト鉛直遮水壁の動的挙動お よび遮水性能に...
- 2022年度(令和4年度)
- 研究助成
- 都市政策
- 都市経済
都市における効率的な土地の転用を促進させるための経済学的研究
- 研究者名
- 瀬下 博之
- 所属組織
- 専修大学 商学部 教授
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究では、都市における非効率な土地利用の永続性と呼ばれる問題を、埋没投資の議論に土地利用権の細分化の議論を組み合わせた理論モデルを構築して分析し、そのモデルに基づいた実証分析を実施した。理論モデルでは、土地利用権の細分化が進むことによって、過大な実物投資が実施され、これが埋没投資となることによって、土地の転用を大きく阻害する要因となることを示した。その上で、東京都のデータを利用して土地利用権の細分化と転用の関係を実証し、理論仮説を支持する結果、すなわち両者の間に有意な正の関係があることを示した。さらに、こうした過大な埋没投資を防ぐための政策的な対応として、土地の利用からの収益に対する課税の中立化を主張している。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 研究課題(タイトル) 都市における効率的な土地の転用を促進させるための経済学的研 究 研究者名※ 瀬下 ...
- 2022年度(令和4年度)
- 研究助成
- 都市計画
- 都市景観
歴史ある遺跡を中心とした公園計画とまちあるき拠点による地域創生計画
- 研究者名
- 橋本 彼路子
- 所属組織
- 長崎総合科学大学 工学部工学科建築学コース 教授
- 助成金額
- 125万円
概要
長崎県諫早市多良見町の丘陵に大きな石碑(高さ2.5m、幅1.2m)がある。2003年12月、16世紀の天正遣欧使節の一人、千々石ミゲルの墓である可能性が高いということで地元の研究者らにより調査が始まり、2022年4月正式に千々石ミゲルの墓と実証された。天正遣欧少年使節のうち墓が発見されたのは初めてである。地域住民から墓所の公園化を計画したいという協力要請を受けた。活動してきた主な人々へのヒアリング調査や住民参加型ワークショップ等や実施し、ミゲルの墓保存と歴史を伝えるだけでなく、バリアフリー・防災(災害拠点)・地域の産物や周辺環境の活用による点から面の展開「まち歩き(さるく)」など、多様な視点で総合的な建築計画を提案し、まちの魅力の気づきと記憶の継承を意識した広報的啓蒙にも繋げていく計画を行った。ミゲルの生涯を表す絵画を長崎県の特産である波佐見焼で作るという住民の提案を受け、波佐見焼の業者の協力を得て2023年12月、1枚の精巧な60㎝角の陶板を制作することができた。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 研究課題(タイトル) 歴史ある遺跡を中心とした公園計画とまちあるき拠点による地域 創生計画 研究者...
- 2022年度(令和4年度)
- 研究助成
- 都市政策
- 都市経済
資源統合の視点によるまちづくりの可能性に関する研究
- 研究者名
- 宮脇 靖典
- 所属組織
- 岡山理科大学 経営学部 経営学科 教授
- 助成金額
- 138万円
概要
本研究のねらいは、ニューノーマルの状況を迎えているまちづくりにおける新しい事象に注目して、その事象のメカニズムを明らかにすることにより、資源統合によるまちづくりの新たな可能性を帰納的に見いだすところにある。したがって、時間経過を伴う複数主体間の相互作用や多段階の因果関係を研究対象として扱うことになるため、事例研究を使用する。
対象とする事例は、有力な地域資源に必ずしも恵まれているとはいえない郊外や地方におけるまちづくりとし、具体的には、資源統合を行政主導により局地的に展開する東川町、および資源統合を民間主導により局地的に展開するSEKAI HOTELの2つに注目した。
その結果、資源統合の視点からまちづくりをみると、地域内あるいは地域外のアクターにオペラント資源としての機能がみられ、それがまちづくりの新たな可能性をもたらすこと、さらにオペラント資源自体が変化することも明らかになった。
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...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 研究課題(タイトル) 資源統合の視点によるまちづくりの可能性に関する研究 研究者名※ 宮脇 靖典 所属組...
- 2022年度(令和4年度)
- 研究助成
- 都市交通システム
- エネルギー計画
車道上での電動キックボード混在時の安全・快適な道路空間デザイン
- 研究者名
- 鈴木 一史
- 所属組織
- 群馬工業高等専門学校 環境都市工学科 准教授(静岡理工科大学 理工学部 土木工学科 准教授)
- 助成金額
- 150万円
概要
本研究では,車道上を走行する電動キックボード利用者の不安感および希望走行位置に道路交通条件がどのような影響を及ぼすかについて,VRシミュレータによる被験者実験により評価した.具体的には,電動キックボード走行を体験可能なVRシミュレータ上で,自動車速度,自動車交通量,歩行者交通量が異なる9つの走行シナリオを再現し,10名の被験者がこれら走行シナリオを体験し,車道走行時の不安感および希望走行位置に関するアンケート結果からコンジョイント分析を行った.その結果,不安感については自動車交通量の影響が大きく,自動車交通量が多いほど不安感が高まること,希望走行位置については歩行者交通量,自動車交通量の順に影響が大きく,歩道上に歩行者が存在せず自動車交通量が多いほど,歩道走行を希望することが明らかとなった.
キーワード該当箇所
...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 研究課題(タイトル) 車道上での電動キックボード混在時の安全・快適な道路空間デザ イン 研究者名※ 鈴木 ...
- 2022年度(令和4年度)
- 研究助成
- 建築技術
曲げ終局時における主筋の座屈と破断をシミュレートする正則化RC骨組要素の提案と精度検証
- 研究者名
- 堀川 真之
- 所属組織
- 日本大学 工学部建築学科 専任講師
- 助成金額
- 145万円
概要
近年,主として国外において主筋の降伏後エネルギーGfsに基づく破断・座屈構成則の開発が進む中,座屈モデルの見直しが指摘されている。この点に着目し,本論文では,鉄筋の座屈挙動に対して座屈開始点などをより詳細に記述できるDhakal & Maekawaのモデル化手法を採用し,また破断挙動に対して降伏後エネルギーGfsを積分点の支配長さで縮尺する正則化手法を組み合わせた新たな混合モデルを検証した。その結果,コンクリートの圧壊と主筋の座屈により応答が支配されるスレンダー壁に対して,提案手法により終局変位の平均予測精度を最大で11%改善できるとともに,寸法依存性を最大で35%軽減できることを明らかにした。
キーワード該当箇所
...公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 公益財団法人大林財団 研究助成実施報告書 助成実施年度 2022 年度 研究課題(タイトル) 曲げ終局時における主筋の座屈と破断をシミュレートする正則化 RC 骨組要素の提...
掲載されている氏名・所属組織は申請当時のものです。